駅弁の人気ランキンング!全国の美味しい駅弁を厳選して紹介
全国にある人気の美味しい駅弁。旅のお供に欠かせないだけでなく、各地の駅弁大会では自宅用に販売され、普段の昼食や夕食としての需要も高まっています。今回はそんな駅弁大会での人気ランキングも加味した、全国駅弁ランキングをお届けしましょう。
目次
全国の美味しいおすすめの駅弁を紹介!
鉄道網が発達している日本では、駅弁は旅のお供として欠かせない存在でした。今ではコンビニに席巻され、必ずしも必要不可欠な存在ではなくなりました。しかし、その地方の名物が味わえるとあって、グルメ食品としての需要が高まっています。
駅弁の歴史
そんな駅弁の歴史を少しだけご紹介しましょう。
駅弁は栃木県が発祥
駅弁を全国で最初に手掛けたのは、栃木県宇都宮駅といわれています。明治18年(1885年)、宇都宮駅前の白木屋旅館が、梅干しおにぎり2個とたくさん2切れを売り出しのが始まりだそうです。
その後、全国各地の軍隊の移動とともに発展。駅弁は軍隊の食事だったのです。
新幹線でピークに
昭和39年(1964年)に東海道新幹線が登場すると、駅弁は多様化し全盛期を迎えます。このころには全国で400以上もの駅弁業者がいたそうで、地方のローカル駅でも1日に数百もの幕の内弁当が売れていたといいます。
二極化する駅弁
高度経済成長期にはたくさんあった駅弁業者も今やコンビニに押され、激減しています。しかし、以前にも増して人気の駅弁や、最近になって美味しいと評判になった駅弁など、駅弁業界は現在2極化しているようです。
それでは、全国に数ある駅弁の中からおすすめの、美味しい駅弁をランキングで紹介いたしましょう。
駅弁の人気ランキング【第18位〜第16位】
全国駅弁人気ランキングの第18位~第16位までをご紹介します。
第18位.【兵庫】子供から大人まで人気!「ひっぱりだこ飯」
兵庫県明石名物のたこを使った名物駅弁です。平成10年(1998年)の明石海峡大指開通を記念して作られました。たこつぼに見立てた陶製の容器にだしの効いた炊き込みご飯を入れ、その上に大きなたこのうま煮、穴子のしぐれ煮、野菜の煮つけが載っています。
ご飯の中には、たこのすり身の天ぷらが入っており、食べ進めていくお楽しみとなっています。食べ終わったら、たこつぼ風容器を植木鉢にしたりするなど使い方もいろいろ。食べて美味しい、食べ終わってからも遊べて美味しいお得な駅弁です。
価格 | 1,080円 |
取扱駅 | 西明石駅、神戸駅など |
第17位.【佐賀】28種類のスパイスを使用した「有田焼カレー」
九州駅弁でグランプリをとったこともある佐賀県の有名な名物駅弁です。30種類近くものスパイスを使って煮込んだ本格カレーは、深い味わいと評判。上にかかったチーズとの相性もバッチリで、メディアでも数多く取り上げられています。
有田市内の人気カフェが開発した駅弁というエピソードも珍しく、全国的も話題となっています。しかも、有田焼カレーの独自性はこれだけにとどまりません。カレーを入れている器が有田焼のどんぶりなのです。
カレーを食べ終われば食器として使えるため、器目当てに購入する人もいるほど。値段はやや高めですが、有名な有田焼の器が手に入ると思えば、むしろお得といえるのではないでしょうか。
斬新で美味しい駅弁なので、お取り寄せグルメとしても全国で人気です。
価格 | 1,800円 |
取扱駅 | 有田駅 |
第16位.【神奈川】懐かしい味わい「大船軒のサンドウィッチ」
駅弁としては全国的に見ても珍しい、パンを使ったサンドウィッチ弁当です。明治32年(1899年)、明治政府の要人に勧められて開発した大船軒のサンドウィッチが始まりとなった駅弁です。
当時のハイカラさが残るサンドウィッチは、ハムサンドとチーズサンドの2種類。とてもシンプルなサンドウィッチですが、ハムは地元の相模ハムを使うというこだわりよう。マーガリンと粒マスタードマヨネーズが効いています。
創業以来114年以上たった今もなお発売当時と同じスタイルを守りぬいているため、オールドファンにはたまらない懐かしい駅弁です。パッケージもレトロな当時のデザインのままなので、若い人にはおしゃれな駅弁として人気です。
価格 | 550円 |
取扱駅 | 大船駅、鎌倉駅など |
駅弁の人気ランキング【第15位〜第13位】
全国駅弁人気ランキングの第15位~第13位までを紹介します。
第15位.【群馬】シンプルで美味しい「鶏めし弁当」
群馬県の「鶏めし弁当」は、だるま弁当とともに高崎の名物駅弁。昭和9年(1934年)の誕生以来、変わらぬ味を守り続けていルロングセラーです。鶏そぼろの載った茶飯の上に、海苔と鶏の照り焼き、コールドチキンが載っています。
マイタケ入りの肉団子や赤こんにゃく、栗の甘露煮、カリカリ梅、ワサビ風味の野沢菜漬けが添えられ、バランスの良い弁当です。旅行客のみならずビジネスマンからも昔から愛されている駅弁です。
価格 | 1,000円 |
取扱駅 | 高崎駅、東京駅など |
第14位.【東京】定番の美味しい駅弁「深川めし」
東京を代表する定番駅弁といったら、下町の味「深川めし」です。東京駅エキナカ駅弁屋祭や全国駅弁大会などで常に人気上位となっています。
深川といったらアサリが有名ですが、そのアサリのだしで炊いたうまみたっぷりなご飯に、名物のアサリと穴子のかば焼き、ハゼの甘露煮が載っています。少し濃いめの甘辛い味わいに香の物も添えられ、東京下町の風情が感じられる駅弁です。
作っているのは地元深川の業者ではなく、JR東海の子会社であるJR東海パッセンジャーズ。安定した人気を誇る美味しい東京の味です。
価格 | 1,000円 |
取扱駅 | 東京駅、品川駅など |
第13位.【東京】高級老舗料亭の味を味わえる「東京弁当」
東京を代表する老舗料亭のおかずがギュッと詰め込まれた、東京らしい幕の内弁当タイプの駅弁です。ご飯だけ秋田県の名産あきたこまちですが、おかずは8店の東京ブランドで占められているのが特徴です。
浅草今半の牛肉タケノコ、すし玉青木の卵焼き、日本ばし大増の野菜のうま煮、宇尾久乃キングサーモン西京焼き、新橋玉木屋の葡萄あさり、神茂のかまぼこ、酒悦のつぼ漬け、デザートに舟和の芋ようかんまで入っています。
レトロな絵が描かれたパッケージも風情があり、いかにも東京を感じさせます。値段は高めですが、高級料亭の味が楽しめる満足な仕上がりとなっています。
価格 | 1,850円 |
取扱駅 | 東京駅 |
駅弁の人気ランキング【第12位〜第10位】
全国駅弁人気ランキングの第12位~第10までを紹介します。
第12位.【山形】2種類のお肉が楽しめる「牛肉どまん中」
名前もストレートな直球勝負の「牛肉どまん中」は、全国の駅弁大会でも大変人気のある有名な駅弁です。2018年JR東日本駅弁味の陣では見事グランプリを受賞しています。2019年東京駅駅弁屋祭では売れに売れ、品切れを起こすほどでした。
圧巻なのはやはり牛肉。山形県の名物、米沢牛を使った牛そぼろと牛肉の煮つけがご飯の上にたっぷりと載っています。
これだけならちょっと贅沢な牛丼ともいえますが、この他に子芋やニンジンの煮つけ、昆布巻き、卵焼き、かまぼこ、桜漬けがちょこちょこと箸休めとして盛られています。駅弁としてバランスよくマッチしているのが魅力です。
牛肉どまんなかは平成4年(1992年)の山形新幹線開通に合わせて誕生し、今ではその知名度は全国区となっています。最近は、牛肉どまんなかの塩味やみそ味も登場しているので、ぜひ味比べをしてみてくださいね。
価格 | 1,250円 |
取扱駅 | 米沢駅、赤湯駅など |
第11位.季節ごとにおかずが変わる「日本の味博覧」
美味しい幕の内弁当として大絶賛されている駅弁。手掛けているのはなんとJR。JR東海子会社のJR東海パッセンジャーズサービスが製造販売しています。
長年、日本料理の名店に勤めた高名な日本料理研究家である田中博俊氏が監修しているだけあって、洗練された素材と味付け、彩の良さが自慢の駅弁です。
素材のうまみを生かした純日本料理のおかずが香の物や煮物も合わせると20種類近くもあり、俵型の2色ご飯とともに彩りよく並べられています。
一般的な駅弁によくある地元名産素材を濃い味付けで煮込み、ご飯の上に敷き詰めただけのものとは全く趣が異なる本格幕の内弁当。高級料亭のようにお品書きが添えられているのも、全国の食通たちをうならせています。
季節により食材や調理法も変わり、四季折々の味が楽しめるのも魅力。この値段でこのクオリティの高さはないといわれるくらいなので、東海道新幹線に乗ったらぜひ食べたい駅弁です。
価格 | 1,100円 |
取扱駅 | 東京駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅など |
第10位.【鳥取】ゲゲゲの鬼太郎丼
全国的にも人気のキャラクター駅弁である「ゲゲゲの鬼太郎丼」は、鬼太郎の生みの親である漫画家水木しげるのふるさと鳥取の駅弁です。蓋を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、何やら「目玉」のようなもの。
豆腐ちくわの穴に練り梅を詰め込み、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる人気キャラクター、「目玉おやじ」に見立てています。目玉の周りには地元鳥取牛のしぐれ煮を敷き詰め、錦糸卵やゴボウの煮つけなどが添えられています。
ご飯は茶飯。牛肉とマッチし、いくらでも食べられそうです。この駅弁の特徴は食べ終わった後にもお楽しみがあること。有田焼の器にゲゲゲの鬼太郎の人気キャラクターが描かれているのです。
この器を目当てに購入する人もいるくらい、鬼太郎ファン、鉄道ファンの間では垂涎の的となっています。絵柄はシーズンごとに入れ替わるのもお楽しみの一つ。たくさん集めてコレクションするマニアもいるそうです。
価格 | 1,350円 |
取扱駅 | 鳥取駅 |
駅弁の人気ランキング【第9位〜第7位】
全国駅弁人気ランキングの第9位~第7位までを紹介します。
第9位.【宮城】仙台名物!「網焼き牛たん弁当」
駅弁といったら冷めた状態の弁当が普通ですが、網焼き牛たん弁当は全国でも珍しい温かくしていただく駅弁。しかも、自分で温かくするのです。どうするかというと、弁当についている紐を引っ張ると発熱剤で加熱されます。
コンビニ弁当のように電子レンジで温めるのではないので、列車の中でもどこでもアツアツがいただけるというわけです。蓋を開けると仙台名物の牛タンが麦飯の上に何枚か載っています。
正直、ボリュームの点では劣りますが、牛タン特有の風味、歯ごたえが口いっぱいに広がって、仙台を実感できます。脇に添えられたお新香も口直しにさっぱりと牛タンの脂を落としてくれます。駅弁ですが、仙台土産としてもおすすめです。
価格 | 1,050円 |
取扱駅 | 仙台駅など |
第8位.【北海道】海鮮が贅沢にのった「たらば寿し」
北海道釧路の駅弁「たらば寿司」は、その名の通りタラバ蟹を使った寿司弁当。駅弁に蟹飯は数多くありますが、そのほとんどは蟹フレークを使用したもの。日本有数の漁港でもある釧路のたらば寿司は違います。
本物のタラバ蟹の棒肉が2本、ドドーンと載っています。しかも、かなりの太さです。肉厚でジューシーな釧路のタラバ蟹が豪快に味わえるため、蟹好き、駅弁好きから美味しいと高い評価を得ています。
タラバ蟹の他に、蟹フレーク、いくら、オホーツクサーモンも載って海鮮のうまみ満載です。さっぱりとした酢飯によく合い、釧路で海鮮丼やちらしずしにありつけなかった人もこの駅弁が食べられればきっと大満足することでしょう。
価格 | 1,480円 |
取扱駅 | 釧路駅 |
第7位.【福島】ボリュームたっぷり!「海苔のりべん」
2018年JR東日本駅弁大会でグランプリに輝き、東京駅駅弁屋祭では2018年売上ナンバーワンとなった、圧倒的人気を誇る海苔弁の王者です。
三陸海岸の分厚くうまみの強い「みちのく寒流海苔」を使用し、海苔の下には蕎麦ダレで煎ったおかかが敷き詰められ、ご飯、さらに海苔、昆布の佃煮、またご飯と、のり弁が2段重なったボリュームたっぷりな駅弁です。
おかずは卵焼き、焼き鮭、煮物(海老芋とにんじん)、赤かぶ漬け、きんぴらごぼうなどの定番品ですが、全て職人さんの手作りです。一つ一つ素材の良さを生かし丁寧に作られています。折に入れて1個ずつ紐かけするところまですべてが手作業です。
オートメーションの世の中で、あえて手作業にこだわるところが美味しい弁当につながっているのでしょう。駅弁というと味付けが濃いのが一般的ですが、海苔のりべんは素材を生かしたシンプルな薄味なのも、職人手作りだからかもしれません。
福島県郡山の仕出し弁当屋である福豆屋が製造販売し、TBS「マツコの知らない世界」でも取り上げられたことのある海苔のりべん。性別や年代を問わず、シンプルで飽きの来ない駅弁といえます。
価格 | 980円 |
取扱駅 | 郡山焼、新白河駅、盛岡駅など |
駅弁の人気ランキング【第6位〜第4位】
全国駅弁人気ランキングの第6位~第4位までを紹介します。
第6位.【神奈川】昔ながらのシウマイ「シウマイ弁当」
全国駅弁売上日本一を誇るのが、神奈川県横浜名物の「シウマイ弁当」です。駅弁としてはもちろん普段の弁当としても人気で、ご当地弁当ランキングでも必ず上位に入る超有名弁当です。
昭和29年(1954年)の発売以来、一貫して同じレシピを作り続けているのも人気の所以です。豚肉に干しホタテ貝柱を入れたシューマイは、昭和3年(1928年)の発売以来変わらず化学調味料や保存料が一切使われていません。
シューマイを昔ながらに「シウマイ」と表記しているのもレトロな風情があります。シューマイの他にかじきまぐろの照り焼き、タケノコの煮つけ、かまぼこ、卵焼き、杏などが入っており、特に杏はお口直しとして多くの固定ファンをつかんでいます。
シウマイ弁当を製造している崎陽軒は、明治41年(1908年)の創業以来「冷めても美味しい」にこだわり、現在のような形のシューマイが完成されたといいます。崎陽軒のシウマイ弁当は常に横浜みやげランキングの上位です。
かつては駅弁として列車の中で食べられていたシウマイ弁当は、今や家庭やオフィス、外出先で食べられています。これからもハイカラな横浜の顔として、常にランキング上位に君臨することでしょう。
価格 | 860円 |
取扱駅 | 横浜駅、新横浜駅、川崎駅など |
第5位.【群馬】益子陶器の釜を使用!「峠の釜めし」
全国駅弁ランキングで必ずや上位にランキングされるお馴染みの人気駅弁。昭和34年(1958年)に誕生した当初は、駅弁ランキングで日本一に輝いたこともあるほど。人気は全国区で、群馬県安中市の荻野屋が昔から一手に製造を担っています。
益子焼の釜で炊いた醤油味のご飯に、ゴボウ、しいたけ、タケノコ、鶏肉、栗、アンズなど素朴な山の恵みがぎっしりと詰まっています。しっかりと味の浸み込んだ関東風な味付けも人気の秘訣です。
デパートなどの人気企画である全国駅弁大会でも常に人気ランキングの上位を位置する有名駅弁。JR横川駅の駅弁ですが、清里駅、軽井沢駅、横川サービスエリアや横川駅周辺の郷土料理店などでも販売されています。
価格 | 1,000円 |
取扱駅 | 横川駅、安中榛名駅、軽井沢駅など |
第4位.【富山】脂がのった鱒がたまらない「ますのすし」
駅弁の中でも寿司は地元産の美味しい魚が味わえるとあって、ランキングでも常に上位を占めています。中でも富山県の「ますのすし」は、全国駅弁大会でも真っ先に売り切れてしまう超人気駅弁として有名です。
程よく脂の乗った鱒を富山県神通川流域で穫れる米で作ったすし飯に載せ、風味豊かなササの葉でくるみ木枠に入れて型押しした押し寿司です。パッケージを開けササの葉を開くと、円形にびっしりと敷き詰められた色鮮やかな鱒が現れます。
それは、まるで大きな花のように鱒の紅色とササの葉の緑のコントラストが美しく、見た目にもインパクトがあります。添付されたナイフでピザのように切り分けていただくスタイルなので、何人かでシェアしていただくことも可能です。
明治41年(1908年)の発売以来、100年以上変わらぬ味を守り続けている「ますのすし」は、これからも駅弁ランキングの上位の常連であり続けることでしょう。
価格 | 1,400円 |
取扱駅 | 富山駅、新高岡駅、金沢駅など |
駅弁の人気ランキング【第3位〜第1位】
全国駅弁人気ランキングの第3位~第1位までを紹介します。
第3位.【北海道】大人気の元祖森名物いかめし「いかめし」
「森のいかめし」として全国的にもとても有名な、JR函館本線森駅の駅弁です。地元函館で水揚げされたイカの中にもち米とうるち米を詰め込んで、秘伝のタレで煮込んだシンプルないかめしです。
その味もスタイルも明治36年(1903年)の創業以来変わりません。昔から変わらぬその味には多くの固定ファンがおり、全国で催される駅弁大会では何度も売り上げナンバーワンに輝いています。
駅弁大会の人気ランキングでも常に上位にいる駅弁です。こうした駅弁大会などで販売されるいかめしは冷めていますが、森駅ではなんと温かいいかめしを買うことができます。冷めても美味しいいかめしですが、温かいのもいかがでしょうか。
価格 | 780円 |
取扱駅 | 森駅など |
第2位.【広島】あなごづくしの「あなごめし」
駅弁ランキング第2位は広島県宮島の名物「あなごめし」。創業明治34年の老舗「うえの」の初代店主、上野他人吉が宮嶋駅(現在の宮島口駅)で販売したのが始まりです。たれの付いたあなごが経木の弁当にびっしりと敷き詰められた駅弁です。
あなごの下には醤油風味の茶飯があるのですが、わざわざあなごのアラで炊いたご飯というこだわりよう。経木に詰めているのは冷めても美味しいよう余分な水分を吸ってくれるから。2時間ほどたって冷め始めるころ、味が濃く感じられます。
駅弁は冷めても美味しいことが条件ですが、あなごめしは創業以来変わらぬスタイルを守り続けることで、駅弁の掟をかたくなに守っているともいえるのです。値段は少々高いですが、一口いただけばこの値段に納得できる絶品駅弁です。
また、出来立ての温かい弁当もまた美味しいもの。冷めた駅弁より温かいあなごめしが食べたいという方は、製造元のうえのへ。宮島口駅を出てすぐにあります。
価格 | 2,160円 |
取扱駅 | 宮島口駅など |
第1位.【新潟県】駅弁大将軍にも選ばれた「えび千両ちらし」
栄えある駅弁ランキングの第1位は新潟駅の「えび千両ちらし」。駅弁ランキングでは必ずと言っていいほど上位にランキングされる大人気駅弁で、美味しいと評判です。2017年JR東日本駅弁大会ではグランプリを受賞しました。
まず、蓋を開けると目に飛び込んでくるのは弁当箱を覆いつくす厚焼き玉子。その卵をかき分けて中を見ると、現れるのは蒸し海老、イカの一夜干し。さらに卵をめくると、こはだ、あなごのかば焼きが現れます。
これらおかずの下にはさっぱりとした酢飯が敷き詰められ、ちらしずしとなっているという仕掛けです。
駅弁ではその地域特産品一品を使った有名弁当がよくありますが、この「えび千両ちらし」は、エビ、イカ、こはだ、あなご、そして卵と米という、いくつもの単品名産弁当が組み合わさったかのような弁当のため、美味しいのは当たり前なのです。
日本一の米どころ、新潟の酢飯とうまみの強い海の幸が載ったちらしをふんわりと甘い厚焼き玉子で覆った絶品弁当。新潟駅はもちろん、東京駅でも販売されているので、ぜひ一度ご賞味ください。
価格 | 1,380円 |
取扱駅 | 新潟駅、東京駅 |
全国の美味しい人気駅弁を味わって
鉄道網が全国に広がる日本では、昔から列車で食べる駅弁が愛されていました。今もなお変わらぬ旅のお供として、あるいはお土産やお取り寄せして自宅で食べるグルメとしても人気です。
こちらのランキングで紹介した駅弁はどれも美味しいと評判ですので、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。