伊勢海老の釣り方!おすすめの仕掛け作り・時期・餌や場所も紹介
伊勢海老は大きさによっては一匹が一万円以上するものも多く比較的日本で生息している場所は多くあります。伊勢海老は人気の釣りのターゲットで仕掛けも餌も釣り方も簡単です。時期やポイントを知ってさえいれば簡単に釣りあげることができます。釣れる時期や餌など紹介します。
目次
伊勢海老の釣り方について紹介!
伊勢海老といえば高級食材のひとつとして有名で、一匹当たりのお値段は高く10,000円以上はします。実は伊勢海老は簡単に釣ることができると「伊勢海老釣り」は密かにブームになっています。
高級食材でも人気の伊勢海老の釣り方や餌、仕掛けや釣れる場所などを紹介します。
伊勢海老の釣りについての基本を紹介!
伊勢海老釣りの基本についてみていきましょう。
地域によって禁止されていることがある
伊勢海老が獲れる多くの地域では、伊勢海老の産卵期の5月から8月中旬までの漁は禁止されています。特に厳しい調整規制を行っているのが三重県の県漁業で、5月1日から9月30日まで(鳥羽市離島地域以北の海域は9月15日まで)禁漁となっています。
産卵期を保護する目的としています。
伊勢海老の生息地や釣れる場所は?
伊勢海老は時期にもよりますが、日本の関東から南であればどこにでもいる可能性が高いといわれています。基本的には沖にいますが、テトラポットが並んでいるテトラ帯や浅場の岩礁の場所にもいることが多いです。
中には伊勢海老だけを専門に釣る釣り師もいるほどです。伊勢海老の漁獲量の全国一位は千葉県で、黒潮の影響で餌になるプランクトンが多くあるからと理由があげられています。
ちなみに全国二位は三重県です。
伊勢海老釣りのおすすめ時期はいつ?
伊勢海老が釣れるおすすめの時期は冬場で、美味しい伊勢海老を釣ることが可能です。水温が下がると伊勢海老は活動が鈍くなるので、釣りにはおすすめの時期になります。
しっかりと栄養を蓄えて身がしまっていて食べごろです。伊勢海老は夜行性の生き物で、夜になると餌を探しに動き回るので日没前から夜にかけてが釣りやすい最適な時間帯になります。
伊勢海老釣は潮の満ち引きにも関係がある!
伊勢海老を釣るのに最適なのは大潮と中潮といわれています。満潮から干潮の潮が引いている時間帯よりか、干潮から満潮に潮が満ちてくる時間帯の方が潮に乗って伊勢海老は海岸付近に集まってきます。
また伊勢海老は月夜の明るい夜には、動き回りません。漁師さん曰く満月のよるは釣れないと言っておられ、伊勢海老を狙う漁師さんは闇夜を選んで漁を行っています。
どうして伊勢海老って名前なの?
千葉県から九州までの広い範囲で獲れる伊勢海老は、どうして名前に「伊勢(いせ)」が付いているのでしょうか。「いせ」の名前が付いた由来は、「威勢(いせい)がいい海老」が「いせ海老」と呼ばれるようになったという説と伊勢湾や志摩半島で多く獲れたからという説があります。
伊勢海老は古くから長い髭と腰の曲がった姿から「長寿を祝う縁起物」として貴ばれてきました。伊勢神宮では伊勢海老を神饌(しんせん)とされ、お正月のしめ飾りや鏡餅など祝膳には欠かせないものです。
伊勢海老釣りの仕掛けを紹介!
伊勢海老の基本的な釣り方は、防波堤辺りやテトラポットがるところで仕掛けを落としたりします。伊勢海老の仕掛けは3本針や引っ掛けと2種類です。
釣る場所の状況によって上手く使い分けることをおすすめします。伊勢海老釣りで使われる仕掛けをみていきましょう。
①3本針仕掛けの作り方
3本針は針を伊勢海老に食わせる仕掛けで、1つの針に付いている餌を食べている間に他の2本の針が伊勢海老の身体に絡みつき釣り上げるという釣り方です。仕掛けには道糸の先に結ぶハリスと釣り針、針結び器、縺れを止めるチューブの材料が必要になります。
作り方は針と針の感覚を3センチから4センチにし、針結び器を使うと作業が楽です。
②引っ掛けの作り方
引っ掛けは大きな針を伊勢海老の体に引っ掛けて釣る方法です。針の根本の方から上に餌を付けるだけの簡単な仕掛けになります。
引っ掛けて釣るのは慣れるまでは難易度が高く、初心者は釣るのが難しいのです。
伊勢海老釣りに必要な道具は?
伊勢海老釣りに欠かせない必要な道具をみていきましょう。
①ロッド
伊勢海老の釣り方は防波堤かテトラポットが中心となります。伊勢海老専用のロッドは市販品にはありません。
伊勢海老を釣るのに適したロッドは、長過ぎず身近過ぎずが良いです。ロッドの長さは1メートルから2メートルの間がおすすめの長さになります。
竿の先の部分は当たりの時に仕掛けが外れないように硬めの方が使いやすいです。
②リール
伊勢海老を釣るときに使用するリールは、基本的にはなんでもよいです。ただ小さすぎると伊勢海老がテトラポットの穴から引き出せなくなってしまいます。
大きからず小さすぎず仏のサイズがおすすめです。ワゴンセールで売っているような安物のリールの方が、傷がついても後悔がありません。
高いリールはもったいないです。
③ライン
伊勢海老釣りは防波堤やテトラポットで使うことが多いので、落とすと傷が付き傷みます。ナイロン製よりもポリエチレン製の方がおすすめで、6号以上が良いです。
仕掛けがテトラポットなどに引っかかった時は、切ろうとしても中々切れないということがあります。13号くらい太いと擦り傷にも強くて丈夫です。
④仕掛けと餌
おすすめの仕掛けは3本針です。餌は伊勢海老は肉食性の雑食の生き物で、何でも食べ、貝類の殻を壊して中身を食べたり、ウニや海藻類までも捕食します。
おすすめの伊勢海老の餌は、アオイソメやアカイソメ、オキアミ、きびなごなどの魚の切り身です。臭いが一番強いアカイソメが一番のおすすめで、サンマの切り身などは餌持ちが良いのと釣場にたくさんいるマツバガイも良いです。
餌の付け方
伊勢海老の餌は仕掛けに合うような大きさに切ってつけるのが基本です。餌が大きすぎると針が引っかかって、微妙にズレが生じて微妙な部分に引っかかってしまいます。
伊勢海老が餌を食べやすい大きさに切ることが理想でおすすめです。当たりがあった時の餌の大きさを覚えておくと、次も釣りやすくなります。
他にもあると便利な道具は?
食べる寸前まで伊勢海老を活かしたおけるエアーポンプがおすすめです。伊勢海老は濡れた新聞紙にくるんで、送っても生きている位の生命力が強いのですが、エアーポンプなしの海水に入れて置くと半日で死んでしまいます。
海水有りでエアーポンプを使うと2日位は生きています。夜釣って朝には亡くなっていたということもあるので、エアーポンプがあると便利です。
伊勢海老釣りのコツや合わせ方は?
伊勢海老の釣り方のコツは、当たりが来たらすぐ引き上げてはいけません。餌をしっかりと食べさせ針も一緒に食べてしまった方が口に針がかかって外れることがないです。
合わせるタイミングにはコツがいります。当たりが分かりやすいので、早く合わせがちになりますが、合わせの頃合いを見て一気に引き上げます。
伊勢海老は引きあげられるのが嫌でテトラポットにしがみつくことがありますg、その時は無理に引き上げずに少し待って泳ぎだそうと力を緩めたらチャンスです。
釣れた伊勢海老は調理しよう!
高級食材として人気の伊勢海老は、昔から色々な調理方法で食卓に華やかさを添えてくれています。お正月の飾り物として欠かせない伊勢海老は、おせち料理にのメインとして添えられ縁起物とされてきました。
釣れた伊勢海老は伊勢海老の刺身、伊勢海老の味噌汁、伊勢海老のグリル焼きにできます。生で刺身にしたり、2つに割って焼いたり、身を食べた後は殻を使って出し汁を作って味噌汁にしたり、雑炊にしたりと色々と使えます。
伊勢海老釣りに挑戦しよう!
伊勢海老釣は釣り初心者でも簡単に取り組むことが可能です。伊勢海老の釣れる場所や釣れる時間帯、伊勢海老の大きさなどは制限があるので、出かける前に釣りたい場所について下調べすることをおすすめします。
立ち入り禁止場所などに入った場合は、法的に罰せられる可能性も高いです。釣りたい場所に漁業権が設定されてないか分からない場合は、漁業協同組合に確認するようにしましょう。
伊勢海老釣りの条件がそろってから伊勢海老釣りを楽しんでください。